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ヨウ素製造設備等の化学遺産認定のお知らせ
平成28年度、公益社団法人日本化学会第8回化学遺産認定にて、ヨウ素生産を銅法当時に使用していた上瀑工場のドルシックナーおよび製品木製容器の2点が認定(認定化学遺産 第043号『天然ガスかん水を原料とするヨウ素製造設備および製品木製容器』)され、3月17日(金)に日本化学会化学遺産認定証を受章しましたのでお知らせいたします。
当社の前身である相生工業(株)は、1934年にヨウ素の生産を銅法として工業化に成功し、現在の新製法(ブローアウト法、イオン交換樹脂法)に切り替わるまでの約40年間にわたり、銅法は日本のヨウ素生産の主力技術となりました。
旧上瀑工場(千葉県大多喜町)に残るドルシックナーは、銅法の反応設備兼沈降設備で、直径約10m、深さ3.5mの巨大なコンクリート構築物です。また銅法ヨウ素製品容器は、1950年代から1960年代に使用されました。